溝の口おくだ歯科クリニック│川崎市高津区、武蔵溝ノ口で歯周病・インプラント治療に取り組む歯医者

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歯周病の治療方法について解説、治療の流れ、費用とは?

2024.05.20

はじめに 歯周病は、口腔の健康に影響を及ぼす一般的な疾患であり、早期の治療と適切なケアが不可欠です。この記事では、歯周病の治療方法、治療の流れ、および費用について詳しく説明します。健康な歯と歯ぐきを維持するために参考にしてください。

歯周病とは何か?

歯周病(歯槽膿漏または歯周炎とも呼ばれます)は、歯を支える組織が炎症や損傷を受け、進行すると歯の喪失につながる重要な問題です。歯周病には2つの主要な段階があります

歯肉炎(歯ぐきの炎症)

初期の段階で、歯ぐきが腫れ、赤くなり、出血することがあります。歯磨きや歯間清掃が不十分で、歯垢(プラーク)が歯ぐきに蓄積した結果、歯肉炎が発生します。

歯周炎(歯槽骨の炎症)

歯肉炎が進行し、炎症が歯槽骨(歯を支える骨)にまで広がると、これを歯周炎と呼びます。歯周炎の症状には、歯ぐきの腫れ、出血、歯のぐらつき、口臭が含まれます。歯周炎は進行すると、歯を失う原因となります。

歯周病の主要な原因は歯磨き不足です。歯垢は細菌の集合体であり、適切な歯磨きや歯間清掃が行われないと、細菌が歯ぐきに感染し、炎症を引き起こします。喫煙、遺伝要因、悪質な栄養習慣、ストレス、免疫系の問題なども歯周病のリスク要因に影響を与えます。

歯周病の治療方法について

歯周病の治療方法は、症状の進行度や重症度に応じて異なります。以下に、歯周病の主要な治療方法を紹介します。

クリーニング(歯石除去)、(スケーリング)

初期段階の歯周病に対する最も一般的な治療法です。 歯科医師または歯科衛生士によって、歯ぐきの表面のプラークや歯石(硬い歯垢の堆積物)を取り除きます。

スケーリング・ルートプレーニング

歯周病の進行が進んだ場合、歯周ポケット内に歯石やプラークが蓄積している可能性があります。 歯周ポケット内の歯石と炎症を取り除くため、歯肉に局所麻酔を行なって深いところの歯石を除去します。

歯周外科手術

歯周病が進行し、重度の組織損傷が発生した場合、歯肉移植、歯周ポケットの手術、歯周組織再生手術など、様々な外科手術があります。 外科手術は炎症を減少させ、歯を支える組織の再建を試みます。

歯周病治療の費用について解説

一般的な歯周病治療の費用について、おおよその目安を以下に示します(保険診療で3割負担の場合)

クリーニング(歯石除去)、スケーリング・ルートプレーニング

全体のレントゲン(1500円)、歯肉の検査(1000円)を行なってから行います。1回あたり1000円から2000円くらいです。

歯周病外科手術

スケーリング・ルートプレーニングを行なっても炎症が残る場合に行われます。歯の本数によりますが1歯1回2000円~3000円程度です。

定期的なフォローアップ

歯周病の治療後、患者は定期的な歯科検診とクリーニングを受ける必要があります。これらの費用は通常、保険診療で3000円くらいです。

監修者プロフィール

医療法人社団陽優会 溝の口おくだ歯科クリニック
理事長 奥田 文俊(おくだ ふみとし)

略歴

2010年

  • 昭和大学歯学部歯学科 卒業
2010年~
  • 神奈川歯科大学附属横浜クリニック 臨床研修修了
  • 神奈川歯科大学附属横浜クリニック 非常勤講師

2018年

  • 溝の口おくだ歯科クリニック 開院
資格・所属団体
  • 日本歯周病学会 認定医
  • 日本顎咬合学会 認定医
  • 日本口腔インプラント学会 会員
  • 歯科医師臨床研修指導医